犬を飼おう!
病院には、いろんな患者さんが来院されます。
当院の患者さんは犬と猫がほとんどなのですが、彼らの生活環境は様々です。

 人間よりも快適なサンルーム付きの個室を提供してもらい、まさに「人もうらやむ」生活を送っている子もいれば、いくつものお家を行き来し、気の向くままに別宅生活を楽しんでいる猫もいます。
 中には、別宅生活を楽しみすぎて、同じ猫が違う飼い主さんに連れてこられることもあります。それぞれのお宅で、別の名前で呼ばれていて、「今日は、ミーちゃんのノミの予防をしに来ました。」と飼い主さんが来院されるのです。すると、2~3日後、同じ猫を連れた別の飼い主さんが「そろそろシロちゃんのノミの薬ちょうだい。」という具合です。

ちょっと笑ってしまいますが、彼らは本当に幸せだと思います。

 人間の家族の中に、違う種である犬や猫を迎えるにはお互いに苦労することが多いのは事実です。もともと、トイレでおしっこやウンチをする習慣のない彼らにとって、トイレを覚えるのも試練ですし、私たち人間にとっても彼らにトイレトレーニングをするのは試練です。

そこで大切なのは、「お互い様」という気持ちだと思います。

 さて、ここからが本題です。少し獣医らしいことを書かせていただきたいと思います。
これから犬や猫と暮らそうと考えている方にアドバイスです。
多くの方は、犬もしくは猫を飼おうと思うわけですが、一口に犬・猫と言っても、種類は様々です。個体差はありますが、大きさ・種類による性質にも違いがあります。
小型犬のヨークシャテリアと超大型犬のセントバーナードでは、毎日の食事の量も違いますし、お散歩の距離も違います。猫にしても、体重が3キロに満たない子もいれば、10キロ近くまで大きくなる子もいます。最初に考えなければならないのは、どんな種類の子と暮らすかです。彼らのいる毎日をシュミレーションしてみてください。
 次に、どこに探しに行くかです。お友達のお家で生まれた子やペットショップで一目ぼれしたのと言う方もいらっしゃいますし、生まれる前から決めていて、海外まで取りに行かれる方もいらっしゃいます。動物の一生は、長い子では20年。衝動買いなんてことにはならないように、いっぱい情報収集して下さい。

 ずるずると取りとめのないコラムになってしまいました。
最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。